2005年12月12日

履歴〜転居〜

*この「履歴」は過去の記録です。カテゴリーの「履歴」より読まれると、読みやすいと思います*


流産は、私にとってとてつもなく重い出来事だった。
一人の命を、私が殺してしまったかのような自責の念。
原因はわからなかったし、主人からも誰からも責められなかったけれど。

流産後の経過が思わしくなく、思いがけず2週間も仕事を休んだ私。
そのことがきっかけになったかどうかは分からないけれど、ちょうど私のいた会社が
支店事務を東京の本店に移管することになり、事務職の削減をしなければならず
私がリストラの対象とされ、その年の秋に退職をした。

また、当時のアパートがとても湿気のひどい部屋で、雨漏りがあったりして
壁も棚も押入れの布団もしょっちゅう青カビが発生していたことも気になっていた。
これからまた子供を授かっても、この部屋にいたら子供も健康に育たないだろう。
そう2人で話し合って、ちょうど私が退職するのと同時に、今のアパートに引っ越した。

今度のアパートは田んぼばかりの中だけれど、新築のアパート。
設備もマンションみたいだし、新しいモノ好きなダンナも新しい部屋を気に入っていたし、
新しい暮らしはとても楽しかった。
貯金は、引越しでほとんど底をついたようなものだった。
でも会社都合で退職した私にはすぐに失業手当がついたし、この手当てがあるうちに次の妊娠ができたらいいな、という思いがあった。

ダンナはその後もパチンコ等していなかったようだった。
ただ一つ気になったのは、新しいアパートの部屋の一角に設けた祭壇(というほどでもないけど)に、ダンナが一度もお線香や成仏を唱えることがないことだった。
気持ちの問題だから、強制はできないけれど、それにしても冷たいんじゃないかと思っていた。


翌2004年になる頃に医者からも解禁OKを言い渡され、私達はまた子作りを始めた。
でも、ダンナは私が排卵日ごろに誘わないと、しようとはしなかった。
それがまた焦りを煽ったし、不安だった。
考えたくなかったけれど、ダンナが子供を欲しがっていないことは確かなようだった。

それが本当に判明したのは、2ヶ月ほどした頃。
またダンナの帰宅が毎日遅くなり始め、しかも帰ってくるとほとんど無言。
「一気に60代になったように疲れた」と言って、夕飯を食べたらすぐ寝るような生活だった。
「なんなの?言いたいことがあるなら言ってよ」
そう私が言っても、「言ってもムダ、わかってもらえないし」とか「考えてみなよ、胸に手を当てて」としか言わない。
(ダンナはこうやって、自分の気持ちを言わないばかりか、自分が辛いのは他人のせいだということにする性格です・・・どうせ俺が悪いんだろ、と言うのは、本当はそう思ってないんですよね)

ある日ダンナが帰宅してから、とうとう聞きたかったことを口に出した。
「本当は子供、欲しくないんでしょう? それより私と一緒にいたくないんでしょ?」
するとダンナは、とうとうキレた。
そうだよ。子供が嫌いなんだよ。それなのにあなたは子供子供と言う。
俺の気持ちなんか知ろうともせずにさぁ。
大体ね、俺は結婚してからの5年間、あなたに管理されて干渉されて本当に嫌気が指したんだよ。仕事でもストレスを抱えて、家庭でも全く気持ちが休まらない。
もう嫌だ。俺の5年間を返してくれ。

結婚してから初めて、ダンナが私に対する気持ちを暴露した瞬間だった。
薄々わかっていたけれど、本当はそんな風に思ってたんだ、と思うとショックだった。
5年間を返して欲しいのは私も一緒だった。
結婚したことすら後悔したことも数回ではなかった。
それでも頑張ってきたのは、私の一人舞台だったのだろうか。

ダンナの吐露をひとしきり聞いていた。
とにかく私への嫌悪の気持ちが全面に出ていた。
言われる言葉が、本当に私を表しているようで、何で私は自分自身のことをこんなに嫌な人間にしてしまったのか、なぜ直そうとできなかったのか・・・
ダンナがパチンコに手を出しているのは、本当は私へのストレスが主な原因だったんだろう。


でも私が反省するには時が遅かったようだった。
少し冷却期間を置こうと言ったのは、多分私からだったような気がする。
その夜、イビキをかいて眠るダンナの横で(←良く寝られますよね)泣き続けて夜を明かした私は、次の日、泣いて母に頼み込み、東京の実家に帰ることになった。
預かっていたダンナの口座のキャッシュカードと通帳を置いて。



長くなってしまったので、続きはまた今度。
(だいぶ最近のことに近づいてきたなぁ・・・)
posted by はなこ at 00:46| Comment(2) | TrackBack(0) | 履歴 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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