2006年03月20日

危なかった手口(キャッチセールス)

私がひっかかりそうになった、危ない手口その2、
それは、街頭でのキャッチセールスです。

ウソでしょ?信じられない・・・と言われそうですね。
今どきキャッチセールスにひっかかるなんて、って。
正しくはひっかかりそうになったけど無事でしたが。


それはそれは私がまだ21、22歳頃の10年以上も前の話。
20歳で社会人となった私ですが、収入はあってもまだ仕事に手一杯で、お金の使いみちについて何も考えていない頃でした。
家に入れるお金以外は、飲み会か洋服か何となく貯金。
自分を磨くとか、将来の夢のために貯金するとかっていう気持ちはまだなかったように思います。

その日、私は会社の買い物のために定時後に新宿駅まででかけ、ヨドバシに寄りました。
西口にあるヨドバシから、帰宅のために東口側に出ようとして、大ガード下を通って行こうとテクテク歩いていた時のことです。

「すみませ〜ん、ハンカチ落としませんでしたか?」

はい?と振り返ったらそこに若い男の人(遊び人風:タイプじゃない)が立っていました。

私「いえ、落としてませんけど・・・」
男「あ、そうですか〜。誰のかなぁ・・・。
  ところでお時間があるならちょっとだけアンケートいいでしょうか?」
私「(アンケートだけならいいか)何の?」
男「若い女性のシャンプーについてのアンケートなんです。
  5分もかからないので、口頭でお答えいただくだけなので」

そして、本当にその場でちょこっとアンケートに答えました。
普段あまり美容に力を入れてるタイプじゃない私は、使ってるシャンプーとか、洗い方とかも普通のOLに比べて適当だったと思います。
今思えば、それがその後の布石だったわけですね。
アンケートが終わって、その男が言いました。

男「アナタからは詳しくお聞きしたいと思うので、
  場所を変えてお聞きしたいのですが、もう少し時間、いいでしょうか?」
私「はぁ・・・(何か嫌だな。もう帰りたい)」

当時の仕事でもそうですが、頼まれると断れない部分のあった私です。
今の私なら考えられないことですが、嫌だなと思いつつも付いて行ってしまいました。

移動した先は、大ガードをくぐる手前をちょこっと入った雑居ビル。
ある階に下りて事務所に入ると、そこは小さい打ち合わせスペースがたくさん設けられて、すでにごり押しの商談が推し進められていました。

(やばいぞ、こりゃ・・・キャッチセールスってヤツ?契約したくないよ〜〜〜)

小さな打ち合わせスペースに座らされ、先ほどの男性がまたお相手でした。
今度は化粧品に関するアンケート。
使ってるスキンケア商品や、1ヶ月にかけている化粧品代の金額とか、お肌トラブルとかを聞かれました。
もう正体がわかっていたので住所や名前、連絡先は全てウソ(笑)
今のように携帯がすごく普及する前なので、確認作業もなく良かったです。
そして、アンケートが終わってから、とうとう商談開始。

小鼻の周りがちょっと脂ぎってるよね?ちゃんとお手入れしてる? とか
せっかく元はキレイな肌してるのに、あと少しなのにもったいないよね、とか
アナタの場合、1ヶ月にかかってる化粧品代が少ないみたい、周りの子は大体月に2万円くらいなら化粧品&美容費に使ってるみたいだよ、とか言われました。

男性にお肌の指摘をされたことがとても恥かしくなってきました。
お金も月2万くらいなら出せなくもないけど・・・なんてちょっと思ったりして。
コンパも飲み会もないのに、帰宅のためだけに化粧直しなんてしないんだから、脂ぎってても仕方ないんじゃないかと思うんですが・・・
そして男性はふと、部屋の片隅にあった美顔器とオリジナル化粧品を持ち出して本題に入りました。

「この美顔器は買えば60万するものなんだけど、いきなり買えないだろうから、まずは1回1,000円の利用チケットを買ってもらって、週に2回くらい使ってもらってるんだよ。あとはこの鉱物油無添加・100%植物成分で作られたスキンケア商品を買って使えば効果バッチリ!」
「スキンケア商品も、1本5,000円だからそんなに高くないし、今からなら全く遅くないよ」

いきなり美顔器を売りつけないところが上手い(笑)
いくら社会経験が少ない私でも、チケット利用から美顔器を売られるまで、そう長くかからないだろうと分かりましたし、チケットはまとめて買わされたり期限が短かったりするだろうと分かっていました。
私の心の中は、すでにもう絶対に契約しないと決めていました。
それに、周りの打ち合わせテーブルとのパーテーションが一切なく
(この点では業者のセコさが命取りになりましたね)
契約してしまった派手系OLさんに対してスタッフ数人から拍手が送られてたりするわ、ちょっとイカツイ感じの上司がたたみかけてる姿が丸見えなのです。
私の気持ちはドン引きです。

さてどうするか。
「絶対に嫌です!」なんて言ったらあのイカツイ上司が出てきて、契約するまでここを出られないかもしれない。
お肌の指摘をされたことも、タメ口なのもムカツクけど、やっぱり穏便にここをやり過ごすしかないだろうと思いました。
なので

「いやぁ。今は決められません。気持ちが固まったら改めてご連絡しますんで」

という一句でそれから30分近く押し通したのです。
向こうでも、私に契約の意思がないことに迷いがないことが伝わったんでしょうか、それとも私の言葉を信用してしまったんでしょうか、とうとう契約しないで何とか事務所を出ることができました。

帰りのエレベータの中でも、担当の男性は、「もったいないなぁ」と繰り返してましたが。

その後・・・もちろん連絡などするはずもありません。
しばらくは新宿に近づかないで過ごしました(笑)

それでも若かった私の心には、大きな傷がつきました。
帰りの電車で、窓に映る自分の顔を見つめ、今までやこれからのスキンケアについて真剣に悩んだり、花金にヨドバシの袋を下げて歩いてる時点でスキがあるように見えたのかと、無防備な自分が情けなくなったりする時期がありました。
幸い、すぐに肌にもお財布にも合う化粧品が見つかって、化粧品ジプシーは避けられましたけど。
大体、考えてみたら昔からそれほど肌トラブルなんてなかったんですよ。
にきびも学生の時から数えるほどしか出てないし。

多分、業者側としては、どんな状態の肌の人でも言いようでペースに巻き込むんでしょうね。
手入れ不足→今こそ生まれ変われる
手入れ十分→これからもっと良くなる
みたいな感じで。
もちろん最初から街で声をかけられても振り向かないのが一番でしょう。
でもあれよあれよという間に事務所に連れて行かれても、気持ちの冷静さを残してそのペースに巻き込まれないことが大切だと思いました。


ちなみに参考までに。
新宿駅周辺などは大勢の人ごみにまぎれてキャッチセールスも結構います。
無視してやり過ごすには下を向いて歩くよりも、遠くを見て広い視野で彼らを識別し、彼らと視点をあわせないように直進するという方法をとってます。
しつこく言い寄ってきても「興味ないから」と目も合わせず答える!
時々、背中に罵声を浴びることもありますが、負け犬の遠吠えと思って気にしないことです。
posted by はなこ at 11:23| Comment(0) | TrackBack(0) | 借金返済日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

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