2006年10月01日

金融教育

今日、ボーっとしてTVを見ていると、どこかの小学校で金融教育の一環で、自分たちの作ったものを売る(といっても自校の体育館が会場)という体験をしました、というニュースを見ました。

私は金銭教育に賛成です。
アメリカでは子供に金銭の流れから、借りること、増やすことまでの金銭教育をするのが当たり前とのことですが、日本では子供にお金の心配をかけないのがいい親、子供にお金の話はタブーという部分がありますよね。
お金の心配などせずにのびのび育って欲しいと。
でも私の実家はあまり裕福でないことは、言われなくても子供の頃から薄々気づいていました。
多分、周りの友達も気づいていました。お小遣いも中学卒業までなかったので、遊ぶときも商店にお菓子を買いに行く等のほとんどない遊び方をして気遣ってくれていたのも、分かっていました。

隠そうとしても、子供はわかっているものなのです。
なぜかお金がないことを察知してしまうんです。
でも親が一生懸命働いている中で、必要のある借金だと理解していれば、子供だって「何でウチは貧乏なの?」なんてことは聞きません。
それこそ親の背中を見て育っているんです。
親に愚痴らないのは、言えば自分も親も悲しくなるから・・・という理由もあります。
小学生の頃は、裕福でないことがこの先ずっと続くような気がして、悲しくて寂しい気持ちを誰にも言えずに過ごしていた時期だったように思います。
そのジレンマから完全に立ち直ったと実感したのは、自分で給料を稼ぐようになって、それが貯まっていく通帳を見たとき。
いやらしい話ですが本当です。自分の努力で変われたと実感しました。

金融教育で子供にお金のことを教えるなら、小学生にお金の流れを教えるだけではなく、中学生までに借金のこと、投資のこと、金利のことなど、高校生になったら単利と複利の違いや、返済方式の違い、利率の決まり方、国の予算や情勢など、お金の使い方次第ではチャンスや地獄は誰にでも訪れることと、無駄なお金と有効なお金についてを教えて欲しいと思います。

お金は20歳から自発的に借りられるのに、教育が間に合わないから、気づいたら多重債務なんてこともあると思います。それも教育を施すことで少しでも回避できると思うのですが、甘い考えでしょうか。


また、反対の場合にも金融教育が有効です。
ネットのニュースで「給食費を払えるのに払わない親」のニュースを読みました。今、巷の公立学校ではどこでも痛い問題のようですね。
払えるのに払わない親の言い分も書かれていましたが、驚くような言い分もありました。

「誰が給食を出せと要請した?(お願いしてないのに出す方が勝手だ)」
「給食を止められるものなら止めてみろ」

・・・本当に呆れます。
多分年齢的に私とさほど違わない年齢の方が親のはずだと思うと情けないです。子供の頃、親がきちんと払っていたからこそ、自分も受けられたサービスだったのを忘れ、「じゃあ弁当持参で」と言えば一番に面倒くさがる・・・。払えるのに払わない人ほど、結構裕福な生活をしてたりするらしいじゃないですか。
現在は、差し押さえをしたり市民サービスを受けられなくしたり、教師が親の会社に出向いてまで支払をお願いしに行ったりするそうですね。
私は、単純になぜその子供に「給食費を払うように親にいいなさい」と言わないのだろう、と思います。これも「お金の話タブー論」の表れです。子供が給食を望むのに親が払わないとしたら、子供の食育とコミュニケーションの妨害をしているような状況ですから、3者面談で話せばよいだろうと思います。

そして金融教育が今後も積極的に施されるのなら、給食費の内訳や流れを生徒に教えたらいいんです。
子供が自分で考えて、親に「払ってよ」と言えば払う率も上がるのではないかと思います。
ここで「子供に未納のことは関係ないだろう!子供に言わせるな!」と激怒するとしたら未納であることを間違ったことと認識してるんでしょう。

こういったことも、お金の話はタブー論をなくして金融教育を施すことで解決できるんじゃないでしょうか。
もっと積極的に取り組んでくれたらいいのになぁ・・・と思います。
posted by はなこ at 22:20| Comment(9) | TrackBack(0) | 借金返済日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
私も大賛成です。
自分の子に、正しい金銭感覚を持ってもらいたいのとなにより、他の子供たちとできるだけ同じようにしてあげたいと思うのです。
親が貧乏していることで、不自由な思いはさせたくありません。
とはいっても、私も親が家のローンや兄貴の学費などで、甘えさせてくれなかった口なので、高校のときからアルバイトしていました。
アルバイト禁止の高校でしたが、無視してやってましたよん。
私も当然、子供には「人は人」といって聞かせていくつもりです。
旦那はいざとなったら親が全部簡単に何でもしてくれる親なので、そこらへんが私との違いだとすると、よく旦那に言うんですが、
最悪の事態を予測する、なにか、危機感
のようなものがあんまりないのです。
額が額なせいか、旦那の親は立て替えてくれませんでした。
そんな人でも、やはり別れられないのは、
子供のこともあるし、何より、それ以外は
素晴らしい人だからです。
それは妻である自分にしかわかり得ないことです。全否定するのはここではやっぱり
思いとどまるべきなのでしょうね。
私も共依存です。
落ち着いた今では、別れなくて、二人で返済しようと決めたことを良かったと思います。
このブログに出会えてますますそうおもいました。
はなこさんに本当に感謝しています。
Posted by ビワワン at 2006年10月02日 11:36
はじめまして、はなこさん。
僕は27歳会社員です。妻に促され、借金を返済していく決意をし、ネット検索していたらはなこさんのブログを見つけました。これから読ませていただければと思います。

金銭教育、確かに必要ですよね。僕も大賛成です。
僕の実家も自営業で、事業のためには借金は当然という空気のなかで育ちました。でもそれは違いますよね。学校できちんと教えてくれていればと思いました。

僕は大学院までの奨学金が600万、会社からの借入が320万、クレジットカードローンが90万あります。まずはカードから返そうと思っています。はなこさんのブログを見本にしつつ、頑張ります。はなこさんは、もうすぐ完済ですね! がんばってくださいね!!
Posted by かめ at 2006年10月03日 17:40
金融教育って、必要だと思ってる人が
案外多いようですね。
とにかく「お金に関する学がないために、膨らんでしまった借金」
「返してると思ってたのに減ってなかった元金」
という状態を減らすためにも、必要だと思います・・・
消費者金融大手が、この金融教育に助成するという話が
出ていたようですが、アイフルの問題とかで先送りになった
と知りました。
社員50人の中小企業じゃあるまいし、人はいるのだから
チームを組めば滞らずに済んだはず。
結局は助成したくなかったのか、と思ってしまいます。

ビワワンさん>
>何より、それ以外は素晴らしい人だからです。
>それは妻である自分にしかわかり得ないことです。
>全否定するのはここではやっぱり
>思いとどまるべきなのでしょうね。

そうですそうです!いいこと言ってくれました!
ま、我が家のダンナの場合は
「それ以外は素晴らしい人」というより
「それ以外は笑って許せる人」という違いはあっても
一緒に過ごしてきた妻にしか分からない部分って
あると思うんです。
それを忘れなければ、お互いに旦那さんと上手くやっていけそうですね。

返済中のいろんな辛さも、後になってみれば
いい勉強になったと思えますよ、きっと。

ブログほめてくださってありがとうございます。
私もそう言ってもらえたら本当に嬉しいです^^
これからも宜しくお願いいたします。


かめさん>
はじめまして。コメントありがとうございます。
参考になるブログかどうかはわかりませんが
奥様の気持ちを察するには、
きっと最適な内容じゃないかと思います。
特に履歴のカテゴリーあたりは。
これからも宜しくお願いします。

完済するには、方法やお金を稼ぐことより、
まずは気持ち。借金をされた方の完済への決意が必要。
協力者やお金の稼ぎ方、上手い返済方法は2の次なんです。
その点がきっと、他の方と違って私がしつこいほど力説してる部分かと思います。
でも人の考えは十人十色。
額が額ですし、かなり長い忍耐も必要かと・・・
奥様と良く話し合いながら、気合入れて完済目指して頑張ってくださいね!

もしも返済方法や借り換えで悩むことがあれば
借金ブログランキングや、このブログのリンクにある
「シュウカの借金返済blog」さんはとてもオススメです。
いろんな方法はあると思いますが、
ご自分で返済していく気概を持ったかめさんのことですから、
ハンドルネームのように地道に着々淡々と
返済作業をこなしていかれるのでしょう。
心から応援しています!
Posted by はなこ at 2006年10月03日 21:41
はじめまして。

相互リンクをお願いしたくコメントさせていただきました。

ぜひ、貴サイト様と相互リンクをお願いしたいのですが、ご検討のほどよろしくお願いします。

サイト名は「失敗から学ぶ!失敗しないキャッシング術」です。

リンクが可能であれば至急、当サイトにてリンクさせていただきます。
Posted by ちっく at 2006年10月07日 17:22
はなこさん、こんばんは〜☆
子供の頃から、自力でお金を稼ぐ感覚を覚えるのはいいことですよね。最近ではキッザニアとかいうテーマパークも開園したみたいだし。アメリカの子供たちは、夏休みに自宅の前でレモネードやガムボールを売ったり、ご近所の芝刈りや洗車のアルバイトをしておこずかいを稼ぐと聞いています。子供のころから自分の仕事に責任を持ち、お金を頂く満足感を覚えるから、ビッグビジネスに成功する人間が多いのかもしれませんね。
Posted by 猫ママ at 2006年10月08日 20:57
はじめまして
「離婚・自己破産からの再出発」のポン太と申します。
ブログを拝見させて頂きました。

 お金の話はタブー論をなくして金融教育をとの考えに私も賛同です。
日本では、広くそうした金融等の教育が余り学校教育のなかでされないことが、成人になってからの金融問題として、多重債務という社会問題を生じさせる要因のひとつであろうと思います。
 多重債務においては、高金利の貸し出しが法律違反(利息制限法違反)であることを約200万人いる多重債務者の9割が知識不足で知りません。また、そうした違反の消費者金融(武富士・アコム・アイフル等)がお茶の間のテレビのCMに普通に流れていることも、多くの人が違和感を覚えないのは金融教育の不足による知識の普及度が低いためであるとおもいます。故にテレビ局も高額の広告費に甘んじて、制作費不足より容認しているのが現実です。取立てが刑事事件に発展して、社会問題となるまで、つい先日まで子供がテレビを見る夜の8時台に堂々とCMが流れていたのは、誰もが知っていることです。尚、深夜には現在も流れています。
 広く金融教育が施されていれば、まず社会の認識が最低限モラルのうえでも認めない状況かと思います。先進国である欧米ではこうした教育は進んでおり、自己破産や弁護士との接見についてや、多重債務に関わる金利の問題などの知識の普及度は高いそうです。例えば高金利の貸金業者の街角へのATMの設置に対する社会の反応は、ドイツなどでは、買い物袋を持った普通のおばちゃんが、「利息制限法を超えた違反金利の貸金業者のATMは、私の町には設置させないよ!」という意識が普通にあるそうです。だからそもそもその町に、そうした違反金利の金融業者のATMが町にはないそうです。違反金利が多重債務の要因であることを認識していて、経済破綻者が生じる社会問題であることを知っているのです。CM等は論外でしょう。
 そうしたいろんな意味も含め、はなこさんのおっしゃるように「お金の話はタブー論をなくして金融教育を施すことで解決できるんじゃないでしょうか。」と私自身、自己の反省も踏まえそう思います。もっと積極的に取り組んでくれたらほんといいですね。

 リンクをさせて頂きました。何かありましたらご連絡下さい。また時々は訪問させて頂きたく思います。最後に、貴重なブログの紙面を下手な文で埋めてしまい、申し訳ございません。
悪しからず。
Posted by ポン太 at 2006年10月09日 18:18
たくさんのコメント、ありがとうございます。

ちっくさん>
リンクのお話、ありがとうございます。
ちっくさんのサイトを拝見させていただきました。
自らの経験を元にキャッシングの仕方の提言を行っておられるようですね。

ですが、私はダンナのキャッシングに苦しめられた人間です。
貴ブログの、借りるならこういう業者、みたいな
「借りることもやむ無し」という部分に、共感を覚えられません。
そりゃあ人間誰しもどうしようもない場面で
借りざるを得ないこともあるでしょう。
ですが私はまず借りないこと、そして
身分相応で生活することが大前提だと思っていますし、
自分の可能な範囲で出来る限りの努力をして生活する人を
リンクさせていただき、応援したいと思っています。
内容としてはテーマもはっきりして充実されているので、
貴サイトの情報を必要とする人も多くいらっしゃるでしょう。
貴サイトを否定するつもりは毛頭ありませんが、
当方との方向性の違いという理由で、申し訳ございませんが、
相互リンクはお断りさせていただきたくご了承ください。


猫ママさん>
アメリカは起業する人が多いようですね。
金融教育には、稼ぐ喜びと借りる怖さの両面を
教える必要がありますよね。
効率よく(楽して)稼ぐ方法ばかり追求しないで
自らの体を使って稼ぐことの喜びを、子供たちに
教えてほしいなぁ、と思います。
最近の子供たちの中に、親の影響で株式に興味を持つ子も
いるというのは、何だか大切な部分を跳び越した教育
という気がしてならないんですよね。


ポン太さん>
はじめまして。コメントありがとうございます。
金融教育の普及が広い年代に及べば、ドイツのようになりますよね。
それは長いスパンでの良い効果だと、いただいたコメントで理解できました。
日本もそうなってくると良いのですが、
ポン太さんのおっしゃるように、TV局は消費者金融の広告頼みだし、
チラシ印刷業者はパチンコ屋のチラシ頼み、
タウンページも同じです。
この癒着状態を何とかしないとダメでしょうね。

借金を重ねる理由を金融教育の有無だけに
押し付けることはできませんが、
身近な人や法的機関に相談しやすい雰囲気、
消費者金融の自動扉を開ける前に、他の手はないかと再度考えてみる
それだけでだいぶ違ってくるんじゃないかな、と思います。

リンクありがとうございました。
ポン太さんのブログは以前拝見したことがあり
(コメントも残さずすみません)
自身の経験から法を学ぶ現在への転換に
自己破産とは第二の人生を与えられるという見本だな
と感心しておりました。
私も時々読ませていただきます。
これからも宜しくお願いいたします。
Posted by はなこ at 2006年10月10日 00:28
ご返事ありがとうございます。
私が言える身分ではありませんが、借金に対しては自分を常に見つめ直し気をつけることが、何をおいてもあるべき前提であり、そのことは自己責任に他ならないことであると思います。
 同時に私はこうも考えます。現在、経済・生活苦により自らの命を絶つひとが、交通事故によるそれを上回る8000人以上に達している問題を社会問題と捉え、広く自己責任と金融政策のあり方の両面から、借金をしてしまった消費者をあえて消費者保護という視点に置き換え考えていく事も重要ではないかと。
 お金、生活に対し、謙虚に振舞い歩むことがいかに大切かと言うことをはなこさんの記事を読み、改めて考えさせられました。
ありがとうございました。
これからも宜しくお願いいたします。
Posted by ポン太 at 2006年10月10日 16:59
ポン太さん>
私はほめられるとくすぐったくて素直に喜べないタイプで、
どうも「違うんです!そんな大層な人間じゃないんです!」
って一生懸命否定したくなってしまいます(笑)
が、ありがとうございます。

ポン太さんは是非消費者問題に詳しい法律家に
なられてください。
多分世の中がそう期待していますよ^^

私はダンナと自分の子供(今はいませんが)に
きっちり金融教育を施そうと思ってます。
できるところからやらないと!ですね。
Posted by はなこ at 2006年10月12日 23:53
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